NFTマーケットプレイスに実際を出品してみたいけど難しそう・・と思っている方も多いのではないでしょうか。
アートの売買といえば、招待制などでなんとなく敷居が高いイメージがあるかもしれません。
しかし、NFTアートであれば、手続きの方法や注意点などを知れば、誰でも簡単に出品できます。
本記事では、NFTの出品方法やコツ、注意点を紹介します。
NFTを出品する前の準備
NFTを出品するためには、NFTマーケットプレイスへのクリエイター登録やデジタルコンテンツの作成などが必要です。
NFTを出品する前にやること
・出品するNFTを用意する
・マーケットプレイスにアカウントを登録する
・暗号資産(仮想通貨)を購入しておく
順番に紹介します。
出品するNFTを用意する
NFTにするデジタルコンテンツを用意します。
(例)NFTアートの作り方
- 手書きのイラストをスキャンしてデータ化する
- ペイントソフトを使用する
- プログラミングを使用し、アートの自動生成を行う
などの方法があります。
作成したオリジナルコンテンツは、インターネットにアップロードできる形式に変換します。
Adobe社製のphotoshopやIllustratorなどを活用するのもいいですし、イラスト作成ツールなどを活用して簡単に作成できます。
マーケットプレイスのアカウント登録やクリエイター申請を行う
マーケットプレイスとは、NFTを売買できるプラットフォームのことです。
ここではAdam byGMOの登録について記載します。
出品者情報を登録し、いつでも出品できるようにしておきましょう。
出品情報の登録事項は、氏名、居住地、銀行口座です。
- メニューから「アカウント設定」をクリック(タップ)
- 詳細情報の「登録」をクリック(タップ)
- 詳細情報-「居住地」の選択
※日本以外を選択すると、売上金の受取はイーサリアムのみです。銀行口座での受け取りはできません。
- 「次へ」をクリック(タップ)
- 詳細情報-氏名・住所の登録
- 「上記の内容で登録する」をクリック(タップ)
詳細情報の登録が完了しました。
続いて、売上金の受取方法を設定します。
銀行口座の登録方法
- 銀行口座を登録
- 金融機関名、支店名、口座種別、口座番号を入力
- 「銀行口座を登録する」をクリック(タップ)
イーサリアムで売上金を受け取りたい場合は、引き続きウォレットの登録をします。
ウォレットの準備(MetaMaskでの手順):NFT4参照
- ウォレットを登録する
- イーサリアムのウォレットのアドレスを入力
- 「ウォレットを登録する」をクリック(タップ)
※誤ったウォレットを登録した場合、イーサリアムを正しく受け取れない場合があるので注意が必要です。
ウォレットの登録が完了したらAdam byGMOでNFTを出品するために必要な情報登録は完了です!
参照:https://note.com/gmoadam2021/n/n167ae44ba27c
暗号資産(仮想通貨)を購入しておく
NFTの出品や取引には暗号資産のガス代(手数料)が発生する場合があります。
暗号資産(仮想通貨)はブロックチェーン技術を用いているので、マイナー(採掘者)にガス代を支払う必要があります。
マイナーは、ブロックチェーン技術において、暗号資産の取引が正常に行われたことを承認する作業をおこなう参加者です。
そのため、NFTの出品時には、ある程度の暗号資産を購入しておくとよいでしょう。
NFTの場合はイーサリアムが主流です。
なお、プラットフォームによっては暗号資産以外の決済方法を扱っている場合もあります。
Adam byGMOでは、クレジットカードや銀行振込での支払いができます。
NFTを出品する手順
NFTを出品する手順は、プラットフォームによって異なります。
今回は、Adam byGMOで出品する手順を順番にご紹介します。
・マーケットプレイスにログインする
・作品をアップロードして作品名や説明を登録
・販売方法を選択して出品
マーケットプレイスにログインする
メールアドレスとパスワードを利用してAdam byGMOにログインします
ログインの手順
- TOP画面のログインをクリック(タップ)
- メールアドレスとパスワードを入力
- ログインをクリック(タップ)
参照:https://note.com/gmoadam2021/n/nc019f19e09a9#H6Oxd
作品をアップロードして作品名や説明を登録
- マーケットプレイスに作成したデジタルコンテンツをアップロードします。
- 一次出品用に作品名や説明を登録します。
- マイページにアップロードしたNFTアイテムが表示されます。
販売方法を選択して出品
作品をアップロードして説明を登録したら、Adam byGMOのマイページをクリックし、保有アイテムから売りたいNFTアイテムを選択して出品します。
Adam byGMOには通常販売とオークション販売の2種類があります
通常販売
- メニューから「マイページ」をクリック(タップ)
- 保有アイテムから売りたいNFTアイテムを選択
- 「出品する」をクリック(タップ)
- 販売形式「通常販売」を選択または「オークション」を選択
- 販売価格を設定
- 販売開始時刻・販売終了日時・自動延長の有無を選択
- 利用規約を確認し、「利用規約に同意する」にチェックをいれる
- 「出品する」をクリック(タップ)
オークション販売
- メニューから「マイページ」をクリック(タップ)
- 保有アイテムから売りたいNFTアイテムを選択
- 「出品する」をクリック(タップ)
- 販売形式「オークション」を選択
- 販売価格を設定
- オークション販売開始時刻・オークション販売終了日時・自動延長の有無を選択
- 利用規約を確認し、「利用規約に同意する」にチェックをいれる
- 「出品する」をクリック(タップ)
「出品する」を選択できない場合は、出品に必要な情報が登録されていない可能性があります。
出品中のNFTアイテムの情報の修正や停止は、購入される前、あるいは落札前なら可能です。
https://note.com/gmoadam2021/n/n8842be27500b
https://note.com/gmoadam2021/n/ncd5ca6612113
NFTを出品する際のコツ
ここからはNFTを出品する際のコツについてご紹介します。
・作品情報や出品情報を詳しく書く
・クリエイターとしての知名度を高める
・NFTアートのジャンルを統一する
・販売されているNFTのトレンドや相場を定期的にチェックする
作品情報や出品者情報を詳しく書く
出品するNFTの詳細は丁寧に分かりやすく、詳しく書きましょう。
クリエイターに知名度があれば売れやすいのですが、知名度のないクリエイターだと購入するかどうかの判断材料として、作品情報や出品者情報がとても重要になります。
クリエイターとしての知名度を高める
自分がNFTを販売していることを、SNSなどを使ってアピールしましょう。
自作のホームページやポートフォリオがあると、どのような作品を作っているのか興味を持ってもらえます。
これまでに話題になったNFTアートも、Twitterでの拡散がきっかけで二次流通が活発になることがありました。
英語圏のコレクターを意識して英語でツイートする、コレクションへの反応を確認するなどSNSを利用したマーケティング戦略は効果的です。
NFTアートのジャンルを統一する
出品するNFTの種類や内容を統一していると、ファンが付きやすいです。
自分なりのオリジナリティが出せると良いでしょう。
ジャンルを統一して売れた例を紹介します。
例えば、CryptoPunksは、Larva Lab社が提供する24×24ピクセルのデジタルキャラクター画像が10,000個で構成される世界最古のNFTアートです。
いずれもアルゴリズムによって自動生成されるジェネレ―ティブアート手法が用いられており、総発行枚数は10,000個という希少性から、人気も高いです。
2022年2月には、そのうちの一つが約27億円で売却されました。これまでの同コレクションの最高落札額の2倍の値段がつき、価値が高まっています。
https://hypebeast.com/jp/2022/2/cryptopunk-5822-record-breaking-8000-eth-23-7-million-usd-sale-info
販売されているNFTのトレンドや相場を定期的にチェックする
最新のトレンドをチェックして、人気が集まりやすいNFTを作成するのもコツの1つです。
価格設定が高すぎないか、他のNFTアートの価格と比較することも大事です。
通常販売だけでなくオークションに出品して、自分のNFTに対する評価を調べてみましょう。
NFTを出品する際の注意点
NFTを出品する際の注意点を順番に解説します。
・NFTマーケットプレイスごとのルールが異なる
・取引履歴を記録しておく
NFTマーケットプレイスごとにルールが異なる
NFTを出品できるマーケットプレイスごとに、手数料や決済方法などのルールが異なります。
特に暗号資産(仮想通貨)で決済する際は、出品者も手数料(ガス代)を支払うケースがあります。
ガス代は市場の取引量が多くなると高くなります。取引の時間帯などによっても変動するので、場合によってはNFTの販売価格を上回ることがあります。
暗号資産(仮想通貨)のやり取りが不安の方は、クレジットカード決済できるサービスの利用がおすすめです。
取引履歴を記録しておく
NFTや暗号資産(仮想通貨)などは新しい技術のため、法整備が不完全だったり、税制が複雑だったりします。
NFTマーケットプレイスでも記録されていますが、万が一に備えて自分で記録しておくことも大事です。
特にNFTの売買日時、いくらで売却/購入したか、手数料、当時の暗号資産の価格などを記録しておきましょう。
偽サイトや詐欺にも注意が必要です。
自分の資産を守るためには信頼できるプラットフォームを選びましょう。
NFTを出品するならAdam byGMOがおすすめ
日本国内でNFTを出品するなら、Adam byGMOがおすすめです。
取引はすべて日本語でおこなえて、決済方法は暗号資産以外にクレジットカードや銀行払いに対応しています。
著名人のデジタルイラストや音楽など、さまざまなNFTを販売しているので、知名度が高いです。
GMOインターネットグループ株式会社(東証プライム上場)のグループ企業であるGMOアダムが、暗号資産(仮想通貨)関連事業で培った経験とノウハウを集約して開業した安心・安全のNFTマーケットプレイスです。
ただし、個人クリエイターが一次出品するには審査が必要になります。
参照:Adam byGMO クリエイター申請→NFT2-2
まとめ
ここではNFTの出品方法やコツ、注意点について紹介しました。
- NFTを出品するなら、デジタルコンテンツを作りNFTマーケットプレイスに登録して、出品手続きを行う
- 出品する際は詳細を丁寧に書き、NFTのトレンドや相場を見て通常販売やオークション販売を決める
- NFTの売買で暗号資産(仮想通貨)を用いるなら、ガス代や取引履歴の保存などに注意する
- おすすめのNFTアートマーケットプレイスはAdam byGMO
【参考文献】
「NFTビジネス見るだけノート」 増田雅史監修 宝島社
「NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計までデジタルデータが資産になる未来」 天羽健介、増田雅史 朝日新聞出版
「図解ポケット デジタル資産投資 NFTがよくわかる本」松村 雄太(著)秀和