千代田線06系車両は、1993年3月のダイヤ改正において千代田線輸送力増強のため、営団受け持ちの車両運用が増加したことから製作されました。メインテーマは"Gentle & Mild"で、これからの車両は「人や環境に心を配り、おだやかで上品であること」が必要であるとして設計されました。同時期に落成した有楽町線07系とは基本設計を共通とし、車体前面は曲面で構成され、やさしさと上品さ、スマートさを感じさせるフォルムとし、前面上部と前面ガラスをゆるやかに傾斜させ軽快感をだしパノラミックワイドなフロントガラスとしました。1992年12月に第1編成が落成されて以降、第2編成以降が追加投入されることはなく、10両編成1本しか存在しないレアな車両として活躍しました。
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