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東村アキコNFT「NEO美人画2023」

世界的にNFT作品への関心が高まる中、漫画制作とは別の「現代アート」制作のプロジェクトを始動。 2023年の第2弾も新たな20点のNFT作品を公開。 リアル世界で作品を鑑賞できる個展を東武百貨店池袋店(8F催事場)にて開催。 【作家ご挨拶 (ARTIST NOTE)】 日本の街を歩いていると、時々ハッとするような着物美人とすれ違います。 若い女の子だけではありません、私くらいの年齢の女性や、私の母くらいの年代の女性まで幅広く、美しい着物姿で素敵に歩いていらっしゃるのです。 着物というのは普段着ることのないかたにとっては、ルールの多い窮屈な衣服に思えることでしょう。着てみたいけど、私にはとても難しそう‥というお声もよくいただきます。 確かに着物にはルールというか、制約があります。でもそれは大きく言うと二つだけ。 季節と、格。 この二つです。 この二つさえ守れば、あとはわりと自由なんです。 季節というのは日本の24節気。ひと月がふたつに分かれてるので、全部で24ですね。   格というのは、セレブとか偉い人とか、そういう「格」ではなくて、 着る時に着物と帯と小物のランクを合わせること。フォーマルなコーディネートか、カジュアルなコーディネートか、どちらも着物のおしゃれなんですが、フォーマルな着物にカジュアルな帯を合わせてはだめ、ということですね。 このふたつだけ守ればあとは自分の好み、自分の世界。 着物を着ると、いろんな物から解放されます。 世の中の流行、自分の体型のコンプレックス、ネックレスやピアスなどのアクセサリー、長いこと歩くと足が痛くなるハイヒールに、重たいブランドものの革のバッグ‥ 解放された着物美人たちは「今年の流行色」なんて気にせず、季節に合わせて、その日の気分に合わせて好きな色を身に纏い、ちょっと太ろうが痩せようが、紐や帯の締め加減を自由に調節して自分の「着物姿」を自由にセルフプロデュースなさっています。 年齢に関係なく、楽しんで着物を着ている着物美人たちは、日本の街の風景の一部分となり、すれ違う人たちは「日本っていいな」って嬉しい気持ちになるんです。私もその1人です。 今年のNeo美人画は、やっと長い長いコロナ禍から解放された女性たちが、着物の二つのルールだけ守りつつ、自由に楽しく、美しく、そして少し楽ちんに。そうやって着物を楽しむ姿を描いてみました。 季節と共に生きることの素晴らしさ、カラフルだけどほんの少しスモーキーな、「和の色」‥ それを身に纏って、今を生きる女性たちを見ていると、私は幸せな気持ちになります。みなさんもそう感じていただけたら幸いです。

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